荏胡麻(エゴマ)はシソ科の1年草で、一般に食用とする青シソの変種になります。その種子から採れる油を荏胡麻(エゴマ)油、又は荏の油(エノユ)と言います。乾性油なので家具の塗料として使われますが、古くから食用としても使われてきました。
※ 乾性油とは空気中で徐々に酸化して固まる油の事です。ちなみに、椿(ツバキ)油は不乾性油なので、塗料としては不向きになります。
荏胡麻(エゴマ)は人体に不可欠な必須脂肪酸であるα-リノレン酸を多く含み、最近の健康志向からも注目されています。又α-リノレン酸は、アトピー性皮膚炎や喘息、花粉症などのアレルギー症状を軽くしたり、心筋梗塞、脳硬塞、潰瘍性大腸炎、老化予防にも効果がある事が学会などで発表されています。 |